最新型のロードバイクというのは、極限まで軽量化してあって、物理的に有利な形状を徹底的に計算して作られているらしい。格好いいなあ、と思うけど今すぐ欲しいとは思わない。
一方で昔風のランドナーとかスポルティーフなんかもあって、スタイリッシュで洒落てると思う。でも欲しいかというと、やはりすごく欲しいというほどでもない。
でも色んな自転車を見ているのは楽しいので、何となく見てまわってしまう。
それで惹かれる自転車を見つけた。SurlyのCross-Checkというやつ。
一応シクロクロス車のようだけど、シクロクロス競技で勝つことに特化して設計されているわけではないみたい。
汎用性が高いというのがウリらしくて、タイヤも太いのが付けられるし、キャリアを付けてツーリングにも行ける。シングルスピードにする人もいる。
エンド幅が132.5mmで、ロードバイク用のホイールもMTB用のホイールも無理やり入れてしまえる。すごい大雑把だ。こういうの、嫌いな人は嫌いなんじゃないかな。
それから、自転車でやりたいことが決まっていて、そこでのパフォーマンスを追求したい人には中途半端で使えない自転車ということになるかもしれない。
でも個人的には面白そうだと思ってしまった。
自転車をいろいろ弄ることの楽しさ。そういう「おもちゃ感」みたいなものを感じる。
もちろん機能的に優れた現代的な自転車というのもいい。でもCross-Checkみたいな大雑把な自転車は、サブとして併用していける気がする。
そんなわけで気になる自転車である。
Cross-Checkのディスクブレーキ版とも言うべきStragglerという自転車もあって、これにも惹かれる。ディスクブレーキがもっと普及してきたら、さらに使いまわしの効く楽しい自転車になるかもしれない。
でも今はまだ買わないんだけど。